大粒大納言小豆
北海道産の大粒大納言小豆のご紹介です。令和5年産です。サイズは北海道産大納言の中でも最大サイズの「2.3分上」です。
本年(令和5年産)は天候の影響で、小豆が大変な不作です。当店のような大きなサイズの大納言小豆は非常に少量です。例年より在庫量は少ないので、お早めにご検討くださいませ。
ところで、よく小豆の種類で大納言小豆と普通小豆の2種類を耳にしますが、その違いはご存知でしょうか。
大納言の方が、高級和菓子や料理に使われていて漠然と凄そうなイメージがたしかにあります。
実は大納言という名前は、朝廷の役職の大納言から来ています。大納言は殿中で抜刀しても切腹しなくてもよいので、煮ても腹割れのしない大粒の小豆を、大納言小豆という名称で品種化されたのです。
そして、大納言と普通の小豆の大きな違いは、大納言はその大きさにあります。普通の小豆はサイズで「1.6分」というサイズですが、当店の大粒大納言小豆なら、「2.3分」もあります。
この大きさが豆の内部においしさ(糖分やでんぷん質、風味など)を蓄えて、さらに煮崩れしないということは、豆の内部においしさがとどまっている、ということではないでしょうか。
色々の試作の結果、美味しい小豆としてご提案するには、やはり大納言でなくては、と考えました。
美味しい大納言を探して、京都や地元岡山でもいろいろ食べ比べてみましたが、大納言小豆の美味しいものは近場にはありませんでした。
※後に「丹波大納言小豆」を契約栽培で作付けすることに成功しました。この丹波大納言小豆もおいしいので、是非一緒にご検討ください。
北海道では大納言小豆をたくさん生産しています。大納言に認定されるには、その粒の大きさが直径1.8分(約5.46mm)以上ないといけません。それ以下では等外品です。
いくら大納言の種を植えても、大きさが満たないと品質不良です。厳しいですね。ただ、我々が北海道で出会った大納言小豆は、さらに厳しい基準を課せられていました。
それは、粒の大きさが2.3分以上(約7.0mm以上)の大納言小豆だけを選別されたものでした。粒の大きさは今までみたことがない大きさで、決してスーパーでは見れないサイズと品質です。
せっかくですから、大粒大納言小豆の粒の大きさを生かしたレシピをご紹介します。定番のお赤飯は必須です。
(上記写真:大粒大納言小豆のお赤飯)
粒の大きさが良く分かると思います。お米と一緒に食べる大納言小豆の食感がホクホクでとてもおいしいです。
(上記写真:大粒大納言小豆の白玉だんご)
たとえば、上記のような粒あんを作ってみると、非常に豪快なサイズになります。ほとんど中くらいの大豆くらいあります。
味もしっかりしているので、白玉のもっちり食感に粒あんのおいしさを乗せて食べると、クセになる味です。
8月の北海道の産地の様子です。青々と葉っぱが茂っており、順調に成長しています。あと一ヶ月程度天候が順調なら、今年も大粒大納言がたくさん取れるはずです。
(上記写真:北海道 8月2日現在)
畑の全域です。見渡す限り葉っぱです。小豆類は特に天候に敏感なので、今後の気温なども気にしなければいけません。
(上記写真:北海道 8月2日現在)
少しアップにしてみました。いくつかはもうさやが付いているようです。このまま順調に成長してくれれば、良い品質になります。
下の写真の右側の大納言が我々がおすすめする大納言小豆です。粒の大きさと艶の良さが普通の大納言とは、全然比べ物にならないのが分かると思います。
しかも左側に移っているのも「大納言小豆」です。よくスーパーに並んでいるサイズとお考えください。
通常サイズは1.8分なのに対して、当店の大粒大納言小豆は2.3分上の大粒大納言です。見た目にもこんなに違いがありますが、これはまだ調理していません。
豆が水を吸水してさらに膨らんでくると、今の見た目以上の大きな違いが出てきます。
もちろん味も段違いにおいしいです。旨みがこもっているという感じです。豆自体が甘くて、ホクホクした食感も今まで味わったことがない品質なので、本物の美味しさを一度は体験してみてください。
大納言小豆にはこんなにすごい成分がたっぷりです。
根菜類よりもはるかに多い食物繊維です。その割りには皮が柔らかいので食べやすいいんげん豆です。
ビタミンもたっぷりです。時期を選ぶフルーツとは違って一年中いつでも食べられます。
豆専門店として他店よりも良い状態の豆をお届けするために、全ての豆を一粒一粒手で選別しました。割れや虫食い豆、変色豆は、人の目で見て取り除いています。貴重なお豆だからこそ一粒一粒を大切にしてお届けしたいと思っています。
当店の『豆』はすべて酸素を遮断する密封包材に入れて、真空パックしております。
真空パックする際に、脱酸素材(エージレス)を封入しておりますので、袋の内部は酸素が無くなり、保存中もそのまま酸素が無い状態で維持できています。
ですから、豆の成分が酸化することなく、いつでも新鮮な風味を保っています。
しかも便利なチャック付袋で保存にも便利です。
酸素を抜いた真空包装をすることで以下のようなメリットがあります。
1)開封するまで豆が酸化しないので、開封するまでいつでも新鮮です。
2)袋の中には酸素が無いので、開封するまで常温で保管していても「カビ」が発生しません。
3)同じく酸素が無いので、開封するまで常温保管でも、害虫が発生しません。
開封後も袋のチャックをして、常温で保管していただき、適時必要量をお使いください。
豆料理が得意な方も、今日からスタートという方もご安心ください。当店では、原穀(生豆)商品には、すべて簡単豆レシピをお付けしております。
「豆を戻すときの水の量は?」とか、「豆を戻すときの水浸けする時間は?」とか今日からスタートする方でも、レシピどおりに一つ一つやっていけば、簡単に豆料理が完成します。
また、「今日から早速豆料理をしたいのだけど、どんな料理にしたらいいのかしら?」という場合でも、簡単レシピで、まずは1品、2品は完成です。
簡単レシピを足がかりに、家族がお好きな具材や味付けを加えていって、すぐにオリジナルのアレンジ豆料理にステップアップです。
また、調理中に分からないことがあったら、いつでもお電話ください。お気軽にご相談していただければ、スタッフもうれしく思います。
お電話:086-430-0280