茶大豆
【令和5年産の茶大豆について】
令和5年産の茶大豆は、天候の影響で作柄が非常に悪い年になってしまいました。
収穫は終わりましたが、品質が非常に悪いため、500gの小袋にできる品質ではございませんでした。
そのため、令和5年産につきましては、500gの小袋の販売はお休みさせていただきます。
令和6年産が収穫できましたら、500gの小袋については販売を再開させていただきます。
尚、令和5年産の茶大豆については、「茶大豆きな粉」の原料として使用いたします。
ご迷惑をおかけいたしますが、何卒ご理解の程よろしくお願い申し上げます。
山形県産の茶大豆です。
令和4年産です。※在庫はわずかです。
「茶大豆」という大豆を聞いたことがあるでしょうか。茶大豆は茶色い種皮をした大豆です。
なかなかお目にかかれない珍しいお豆です。
スーパーで見たことがないのはもちろんですが、いろんな豆を扱っているお店でも取り扱っていないのが現状です。
茶大豆とは見た目が本当に茶色の大豆です。皮を剥くと中は黄色い栗のような色をしています。
実はサヤの色も茶色でくびれており、サヤの見た目は若干不細工です。
でも中の大豆は他の大豆にはない特徴がある非常においしい大豆です。当店ではこの大変珍しい「茶大豆」を数量限定で販売します。
実は我々が最初に茶大豆を見たのは、島根県の農家さんの生産物でした。
非常に茶色の発色が良く、ふっくらとした茶色い大豆でした。
少量いただいて食べてみたところ、豆臭くなく非常においしくいただけました。
すぐにその農家さんとJAとの協力で契約栽培を開始しました。
近年は天候も悪く、なかなか収穫量が増えませんでしたが、ついにあのときの茶大豆が復活しました。ただ、本年は特に作柄が悪く、わずかしか収穫できませんでした。
在庫量が少ないので、数量限定ですが、是非一度お試しください。
本年は島根県の農家さんの収穫がゼロだったため、山形県の農家さんの生産した茶大豆となります。
契約栽培を開始してしばらくは、栽培方法で苦労しました。農家さんの畑で細々と栽培を続けてきた大豆でしたので、適正な栽培方法が確立されていなかったのです。
そこで、いろいろな土壌の畑に少量ずつ作付けをしては成長の度合いをみる、という地道な作業を何年か行いました。
その結果、ある程度安定して栽培できる土壌などの条件が見つかり、現在少しずつ生産量を増やしていっています。
まだまだ見慣れない大豆ですので、なかなかその良さをわかっていただくには時間がかかりますが、決して絶やさないように根気良く栽培を続けていきます。
このように苦労しながらも栽培を続けて言っている理由というと、それは茶大豆のおいしさです。
「茶大豆」には他の大豆にはない大きな味の特徴が二つあります。
この二つの特徴のおかげで茶大豆は大豆の中でも実に差別化された使い方ができるのです。
《特徴1》
皮が薄くて柔らかい
なんと茶大豆の皮は非常に薄くすぐに破れてしまいます。例えば水煮のときに勢いよくグツグツしていると豆の表面の皮に亀裂が入ってしまいます。
でも扱いにくい豆ではなく、皮の食物繊維を不快に感じることなく、パクパク食べられると考えてください。
お子様には大豆を食べさせたいけど、子供は大豆の食感がキライと言って食べてくれない、ということも解決できるかもしれません。
皮の感じがないので、そのままでももちろん、色々な料理に豆の形を残したまま混ぜ込んでも違和感なく具材の一つになることができるのです。
《特徴2》豆臭さがない
もうひとつの大きな特徴は豆臭さが少ない、と言うことです。全く無いわけではありません。当店で取り扱っている「リポキシゲナーゼ欠失大豆すずさやか」のように、遺伝子レベルで青臭さの元になる成分が含まれていない、というわけではありません。
大豆の味や食感などの色々な要素が大豆の豆臭さを小さく見せている、という感じです。
またお子様の例ですが、豆臭いからと大豆を食べてくれない子供でも、豆の風味が枝豆のような茶大豆なら、嫌がることなく食べれるかもしれません。
もちろん磨り潰したペーストをハンバーグやつみれに混ぜ込んでも、お子様もおいしく食べてくれるでしょう。
この二つの大きな特徴は他の大豆にはない『茶大豆』独特の特徴です。
※豆臭さについて
豆臭さの大小は、個人の味覚によって大きく変化します。
当店では、できるだけ客観的な判断をするために、官能検査を実施して、普通の大豆(フクユタカ)と比較して判定しています。
茶大豆の一番のおすすめの食べ方は、シンプルな塩茹でです。枝豆のように召し上がっていただくと、非常においしいです。
また、茶大豆はクセが少ないので、色々な食べ方ができますが、その茶色い色を生かしたレシピもおすすめです。ご家庭の料理にちょっとプラスの具材としてお使いいただくとおいしく手軽に召し上がれます。
厚揚げや葉野菜との「オイスターソース炒め」です。もともと茶色い豆ですので、ソース類との色合いは普通にぴったり合います。黄大豆のように生々しい色合いではなく、おいしそうな色合いに仕上がります。
(写真上:茶大豆のオイスター炒め)
意外においしいのが、茶大豆をお好み焼きに入れることです。茶大豆は枝豆の時期に収穫されて食べられる事もある大豆ですので、コリコリとした食感がイカなどの海鮮の代わりとしておいししです。
(写真上:茶大豆のミニお好み焼き)
ご購入の際には、これらの2品のレシピをお付けしています。流通していない大豆だからこそ、各家庭でアレンジも多いかと思いますが、是非一度お試しください。おすすめです。
豆専門店として他店よりも良い状態の豆をお届けするために、全ての豆を一粒一粒手で選別しました。割れや虫食い豆、変色豆は、人の目で見て取り除いています。貴重なお豆だからこそ一粒一粒を大切にしてお届けしたいと思っています。
当店の『豆』はすべて酸素を遮断する密封包材に入れて、真空パックしております。
真空パックする際に、脱酸素材(エージレス)を封入しておりますので、袋の内部は酸素が無くなり、保存中もそのまま酸素が無い状態で維持できています。
ですから、豆の成分が酸化することなく、いつでも新鮮な風味を保っています。
しかも便利なチャック付袋で保存にも便利です。
酸素を抜いた真空包装をすることで以下のようなメリットがあります。
1)開封するまで豆が酸化しないので、開封するまでいつでも新鮮です。
2)袋の中には酸素が無いので、開封するまで常温で保管していても「カビ」が発生しません。
3)同じく酸素が無いので、開封するまで常温保管でも、害虫が発生しません。
開封後も袋のチャックをして、常温で保管していただき、適時必要量をお使いください。
豆料理が得意な方も、今日からスタートという方もご安心ください。当店では、原穀(生豆)商品には、すべて簡単豆レシピをお付けしております。
「豆を戻すときの水の量は?」とか、「豆を戻すときの水浸けする時間は?」とか今日からスタートする方でも、レシピどおりに一つ一つやっていけば、簡単に豆料理が完成します。
また、「今日から早速豆料理をしたいのだけど、どんな料理にしたらいいのかしら?」という場合でも、簡単レシピで、まずは1品、2品は完成です。
簡単レシピを足がかりに、家族がお好きな具材や味付けを加えていって、すぐにオリジナルのアレンジ豆料理にステップアップです。
また、調理中に分からないことがあったら、いつでもお電話ください。お気軽にご相談していただければ、スタッフもうれしく思います。
お電話:086-430-0280